このページでは、道明寺粉を使用した桜餅と小麦粉を使用した桜餅のレシピを学びます。
作り方の違いや、以前のページで学んだ歴史的背景なども思い浮かべながら、
ぜひ作ってみてください。
桜餅(道明寺粉使用)

【材料(20個分)】
- 道明寺粉 240g
- 食紅 少量
- 水 350㏄
- 上白糖 60g
- 小豆あん 300g
- 桜の葉の塩漬け 20枚
【下準備】
- 小豆あんは20等分して丸めておきます。
- 桜の葉の塩漬けは、茎を持ってボウルに張った水の中で振り洗いします。
水気をよく切って、茎を切っておきます。
【作り方】
- 鍋に分量の水を入れ、火にかけます。
少し温まったら少量の食紅を入れ色付けします。 - ①へ道明寺粉を入れ、ダマにならないよう均一に混ぜます。
弱火にかけながら、しっかりと水分を吸わせます。 - ラップをかぶせて10分程度蒸らします。
その後、上白糖を加えて、道明寺粉の粒をつぶさないように気を付けながら、全体をよく混ぜます。 - 粗熱がとれたら、クッキングシートまたはかたく絞ったぬれ布巾の上に広げ、20等分にします。
- 手に水をつけ③をのせ、熱いうちに指先で軽く広げてあん玉をのせて包みます。
俵型に整えたら、桜の葉を表側にのせて巻いて完成です。
桜餅(小麦粉使用)

【材料(20個分)】
- 薄力粉 180g
- 白玉粉 20g
- 本みじん粉 20g
- 上白糖 55g
- 水 370㏄
- 食紅 少量
- こしあん 500g
- 桜の葉の塩漬け 20枚
【下準備】
- 薄力粉・本極みじん粉・上白糖を一緒にふるっておきます。
- こしあんを25gずつ、20個に分けて、俵型に丸めておきます。
- 桜の葉の塩漬けは、茎を持ってボウルに張った水の中で振り洗いします。
水気をよく切って、茎を切っておきます。
【作り方】
- 白玉粉に、分量半量の水を少しずつ加えます。
ダマにならないよう注意しながら耳たぶくらいの固さになるまでこねます。 - 残りの水を加えて、練らないように気を付けながら泡だて器で混ぜます。
- 少量の水で溶いた食紅を1滴落として混ぜ、色を見ながら少しずつ足して調整します。
- ふるっておいた粉類を加えてさらに混ぜます。
- 泡だて器を持ち上げたときに、さらっと落ちる程度の固さになるように、適宜水を加えながら調整します。
- 弱く熱した平鍋に薄く油を塗り、⑤を長さ約15㎝、幅約5cmに伸ばして焼きます。
- 焼き色を付けないように気を付けて焼きます。
生地に透明感が出たら破れないよう注意しながら裏返し、もう片面も同様に焼きます。 - 巻きすなどに、最初に焼いた面を上にして乗せ、冷まします。
- 巻いたときに、⑧の最初に焼いた方が表側になるよう表面を下にして手に乗せます。
その上に餡を乗せ、手で転がしながら巻きます。 - 桜の葉の塩漬けで、巻き終わりと桜の葉の葉先が合うようにくるみ、完成です。



【ポイント】
- 焼くと色が濃くなるので、生地に着色する際には薄めの色付けを心がけましょう。
- あんから水分が出て皮が水っぽくなりやすいため、真夏を避け、秋から初夏にかけて作るのがおすすめです。